通販の売上は年々右肩上がりで、これからも売上は伸び続けることが予想されています。
しかし、通販を始めなければと思っていても、まだ始められていない方も少なく、技術的難しそうとか、コストが大きそうとか思うかもしれません。
しかし、技術も発達をしてきて、HTMLやCSSなどの難しい知識が無くても、実は簡単に商品を販売できる時代になっているのです。
そこで、知識や技術がない初心者でも、簡単に始められる通販をご紹介したいと思います。
型番商品であることが前提となっていますが、オリジナル商品や食品など他の分野でも通じる部分はあると思うので、参考にしてみてください。
楽天は絶対に失敗するからやめよう!
日本の通販ではアマゾンと楽天が未だに2強ですが、知識や技術のない初心者は楽天は絶対にやめましょう。
なぜなら、楽天は一番安い頑張れプランでも月額2万円掛かり、その他に決済使用料や決済手数料などの、コストが高いため知識がない初心者では、黒字にさせるのが絶望的に難易度が高いからです。
最初はアマゾンに出店する!
アマゾンの利点は、すでに登録されている商品であれば、金額を打込むだけで出品ができるので20秒くらいで出品が可能です。
他にも、販売力もかなり高く、アマゾンで売れない商品は他のショッピングモールでも売れないと言っていいくらい、バカバカ売れていきます。
また、FBAというサービスがアマゾンを始める最大のメリットです。
FBAはフルフィルメント by Amazonの略で、簡単に言うとアマゾンの倉庫に商品を送れば、受注から発送、お客様のサポートから返品まで、全てをアマゾンが請け負ってくれるサービスのことです。
出店者は商品を送るだけで、お客様の対応は100%アマゾンがやってくれるので、少ない人数でも最大限の売上を作ることができます。
ここまでやってくれるので、FBA手数料が高いと思われるかもしれませんが、FBAの料金は在庫保管手数料と送料だけなので、一般的な倉庫を借りるよりも在庫保管手数料や送料も安いので、中小企業にこそFBAを使うべきサービスだと思います。
アマゾンはFBAを使うことで最大限の売上を作ることが出来るので、必ずFBAを利用しましょう。
Amazonのデメリット
Amazonのデメリットは数は少ないですが、かなり大きなデメリットになる可能性があるので、Amazonで商品を販売することは諸刃の剣だと思ってください。
手数料が高い
カテゴリーによっても異なりますが、大半のカテゴリーの手数料は15%です。
ただ、広告費用や決済手数料など全て込みなので、安くはないですが妥当な手数料設定だと思います。
売上が高くなれば手数料が低くなるということもないので、初心者でも販売歴が長くても平等なのです。
アマゾンが直販を始める
売行きのいい商品はアマゾンに全て売行きなどのデータが握られているため、メーカーに直接交渉をして、アマゾンが直販を始めるリスクが非常に高いです。
アマゾンが直販を始めると、今まで月100個売れている商品があったとしても、販売個数が0になります。本当に0になります。
安くすればいいと思うかもしれませんが、アマゾンは赤字を割ってでも自動で値下げをしてくるので、絶対に出店者に売れさせないように仕向けてきます。
これが、アマゾンを始める最大のデメリットです。
返品は必ず受けないといけない
商品が使用されていようが、壊されて戻ってこようが返品は必ず受け付けなければいけません。
しかも、賞味期限などがついている食品は、倉庫への返品すら受け付けておらず、お客さんに破棄をしてもらうように伝え、返金処理のみの対応となります。
出店者は返品されないのに返金されるので、大赤字になることも少なくありません。
売上も上がってくると、返品になる商品も増えてくるので、必要経費として諦めてしまっていますが、やっぱりオカシイと感じてしまいます。
ただ、この顧客目線の通販だからこそアマゾンは成功したとも言えます。
デメリットも大きいがメリットが上回るのがアマゾン
最初は直販を始めたり、返品を受け付けないといけないことに違和感を覚えましたが、それ以上に商品が売れていく利益のほうが大きいので、必要経費という考えで諦めました。
他にも細かな不満などはありますが、アマゾンにはそれを上回る魅力が大きいです。
アマゾンの次にヤフーショッピングを始める
eコマース革命と呼ばれる改革を行い、出店料、販売手数料を無料(現在は手数料1.5%)にしたことにより、出店者が増え売上も大幅に増加をしました。
楽天より手数料が劇的に安い分、値段を下げられるので最安値で商品が売られているケースが多いので、お客さんへの訴求が年々上昇しています。
昔にヤフーショッピングに出店していた方でも、今のヤフーショッピングは勢いがあり、全く違うショッピングモールになったと感じるはずです。
他にも、5のつく日の5日、15日、25日の月3回、ヤフーがお客様にプラスでポイントを付与してくれるので、通常の売上が2倍以上になることも珍しくありません。
アマゾンにはまだまだ及びませんが、手数料の1.5%のみなので出店しないと逆に損をします。
ヤフーショッピングのデメリット
最低限の知識が必要
HTMLやCSSなどの知識は必要ありませんが、画像や商品説明など全て自分で行わなければいけません。
アマゾンに比べると全て自分で作らなければいけない点はデメリットです。
分からいことは自分で調べて解決する力も必要になるので、知識がない方は苦労するかもしれません。
ただ、楽天と違い出店料などは掛からないので、時間を掛けて作り込めるというメリットもあります。
受発注などは全て自社で対応
他にも、クレーム対応や受注発注業務は全て自分で行わないといけないので、アマゾンよりも手間は増えてしまいます。
あとで紹介するサービスを使えば、ほぼ全自動で受注から発送業務が可能にはなります。
代引き詐欺が多い
代引き決済の注文を送っても詐欺犯が商品を受け取らず、返品になっていることを知らずに注文完了にしてしまうと、商品が決済されていないのにポイントだけが付与されてしまう代引き詐欺がヤフーショッピングでは多いので注意が必要です。
型番商品は値段勝負
型番商品は1円でも安いほうが正義で、1円の違いで全く売れなくなるということもある厳しい世界です。
ただ、送料無料、ポイント還元、翌日着などのメリットがあれば、多少高くても売れる可能性が高いです。
中小企業か倉庫に委託をすると、出荷数が少ないため値段も高くなってしまいますが、この問題を解決してくれるのが、実はアマゾンなのです。
アマゾンは倉庫にある在庫を他のモールのお客様へ配送するマルチチャネル出荷をしてくれるので、アマゾンに在庫があるものはアマゾンクオリティで配送をしてくて、値段も他の倉庫に比べて安く活用をしたほうがいいサービスです。
アマゾンをメインとしたマルチチャネル出荷が便利
アマゾン倉庫に在庫があることが前提ですが、ヤフーで注文があった商品を、アマゾンで出荷指示を掛ければヤフーの注文したお客さん配送ができます。
これが非常に便利なサービスで、アマゾンを利用するならFBAとマルチチャネル出荷を利用しないのはもったいないです。
マルチチャネル出荷を活かした、受注、発送、発送通知、フォローメールまで最初から最期まで自動で行ってくれるサービスもあるので、気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
オリジナル商品や食品など販売する場合
型番商品とは違い、安ければ売れるという商品ではない場合、ページ作りが大事になってきます。
アマゾンの場合は、テンプレートがある程度決まっているので作りやすいですが、ヤフーや場合は自分でページ作りをしなければいけません。
他にも写真の撮り方だったり、文章なども人を惹きつけるようなものでないといけないので、苦労をするかもしれませんが、一度固定客がついた食品などは安定した売上が見込まれるので、苦労してでもやったほうが良いと思います。
まとめ
一から通販を始める場合、アマゾンとヤフーからはじめて、その後好調なら楽天を始めてみてもいいと思います。
ただ、通販はこの3強が売上の大半をしめているため、他のモールに出してもあまり意味がないので、出店するとしても3つに収めておいたほうが良いかもしれません。
ただ、アマゾン、ヤフー、楽天以外のモールは、お客さんも少ないですが、出店数も少なくライバルがあまりいない環境なので、意外とブルーオーシャンの可能性もあります。
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