地方で起業をして3年になりますが、当初からクラウド会計ソフトのfreeeを導入しました。
最初から導入をしているので、どのくらい業務効率が上がった、とかいう体感はありませんが、freeeなしでは経理は成り立たないと断言できます。
クラウド会計ソフトがない時代は、オフラインの弥生会計ソフトを使う必要があり、多少簿記の知識なども必要でしたが、簿記の知識が全くない私でも、freeeは直感的に操作をすることができ、本当にいい時代になったと思います。

- クラウド会計ソフトとは?
- 起業するならクラウド会計ソフトの導入は必須
- freeeの特徴
- サポートの充実
- 会計freeeの料金
- 給与freeeについて
- 給与freeeの料金
- freeeを導入したメリット
- freeeを導入したデメリット
- freeeを使えば税理士は必要ないか?
- 本当に作業は楽になるか?
- オススメの関連記事
クラウド会計ソフトとは?
今まではソフトをパソコンにインストールして、オフラインで売上や経費の管理をしていました。
一番メジャーな弥生会計だと、簿記の知識が多少ないと操作に戸惑ったり、法律が変わるごとに買い換えることが必要でした。
クラウド会計ソフトは、常に最新の法律にも対応していくので、買い替えの心配はなく、プランにもよりますが料金も非常に安価です。
毎月の使用料は掛かりますが、法律が変わるたびに買い換えるよりも安く収まります。
起業するならクラウド会計ソフトの導入は必須
クラウド会計ソフトは個人事業主やこれから法人を立ち上げる方には、必ず必要になると行っても過言ではありません。
freeeでのキャッチコピーには「経理の効率が50倍に。」という文言があるほど、効率化にはかなりの自信が分かると思います。
最初は売上もおぼつかないと思うので、経費もあまり使いたくないと思うかもしれませんが、導入することで、さまざまなメリットがあります。
freeeの特徴
freeeはクラウド会計ソフトの先駆者でもあり、今もクラウド会計ソフトの業界でシェアNo.1という地位にあります。
freeeのサービスは日々ニーズに合わせて増えていっており、常にユーザーの利便性を高めるサービスを提供しています。
主なサービス内容
- 自動仕分けによる帳簿作成
ネットバンクや経費の支払いをクレジットカード払いにしておくことで、過去の登録内容やなどを学習して、自動で勘定科目などの振分けをしてくれます。
事業をしていると決まった支払いなどがあり、その際はすべて自動仕分けで登録を行ってくれます。
- 請求書の作成、資金繰り、売上分析
個人事業主や零細企業だと、社長が請求書の作成をすることが多いと思いますが、freeeを使えば手軽に請求書の作成から売上の登録もできます。
請求書は毎月必要なもので、意外と時間が取られる作業なので、freeeを使うことで時間を効率的に使うことができ、本業に集中して取り組むことができます。
また経営に重要な資金繰りや売上の分析なども、数字を見ることで客観的に見ることができます。
いくら肌感覚で稼いでいるとしても、経費や税金など支払いで実際に儲かっている額が少ないということもあるかもしれません。
freeeを使うことで客観的に数字を見ることができるので、経営の指標になるでしょう。
- 確定申告書、決算書の作成
1年に1回の作業ですが、この確定申告や決算書の作成に取られる時間は膨大なものになると思います。
しかし、freeeなら普段からネットバンクやクレジットカード決済をしておくことで、確定申告書や決算書などを簡単に作成してくれます。
決算や確定申告の時期になると、本業の時間を削って確定申告書を作成すると思いますが、その時間から開放されるのは個人事業主や零細企業の社長にとって本当にありがたいです。
サポートの充実
基本的にはメールかチャットでの対応となります。
メールだと返信まで1日くらいかかりますが、基本的にチャットで問合せをすることをオススメします。
チャットの方がメールよりも返信が早く、色々な疑問にも誠実に答えてくれます。
個人事業主の場合、税理士を雇っていない場合も多いと思うので、ある程度の質問ならサポートの人が教えてくれます。
ただ、突っ込んだ内容になると教えてくれないので、突っ込んだ内容を知りたい時には税理士ドットコムを活用することをオススメします。
税理士ドットコムは、税理士に無料で税務関係の質問に答えてくれるサービスなので、税理士を雇っていない個人事業主や零細企業には本当に助かるサービスです。
会計freeeの料金
個人事業主と法人でプランが異なりますので、個人事業主を考えていない方は、飛ばしちゃって下さい。
いずれ必要になってくる場合もあるかもしれないので、個人事業主の方は法人プランにも軽く目を通しておいてもいいと思います。
個人事業主プラン
- スタータープラン 月980円(年払い9,800円)
個人事業主を新たに始める方はスタータプランで十分です。
必要最低限な機能はスタータープランで使用できます。
主な機能
- 自動仕分けによる帳簿付け
- 請求書作成
- 確定申告書作成
個人事業主で年間売上が1000万を超える規模になることが予想される場合は、更に上のスタンダードプランからのスタートがオススメです。
- スタンダードプラン 月1,980円(年払い19,800円)
売上が1000万を超える規模を考えている場合、消費税の支払いが出てくるので、スタンダードプランからがオススメです。
フリーランスや副業の場合だと、開業すぐに年間売上が1000万にいくのはなかなか難しいかもしれませんが、通販など物販をメインにしている場合、売上1000万はわりと早く達成してしまう金額だと思います。
スタータープランにプラスして以下の機能が追加されます。
主な追加機能
- 消費税申告
- レシート読取りによる効率化
- サポートの優先対応
スタータープランより月に1,000円も高いので、消費税申告以外でのメリットは少ないです。
スタンダードプランやプレミアムプランなどの規模になると、法人化も視野に入ってくるレベルなので、売上が1000万を超えて消費税を払う必要が出てきたら、スタンダードプランに変更するのでも遅くはありません。
- プレミアムプラン 月3,980円(年払い39,800円)
金額がスタータープランに比べて3,000円も高いですが、プレミアムプランはメリットおそれだけ多くなります。
スタンダードプランにプラスして以下の機能が追加されます。
主な追加機能
- 複数店舗、複雑な入出金に対応
- 電子帳簿保存法対応
- 電話サポート
複数店舗を経営されている場合、法人化にした方がいい規模になっているでしょうが、事情があり個人事業主に留めておきたい場合はプレミアムプランで対応ができます。
プレミアムプランの一番のメリットは、電子帳簿保存法対応ではないでしょうか。
通常、領収書、納品書、請求書などは、紙で7年間の保存が義務付けられており、売上の規模が大きくなると、保存しなければいけない書類も膨大になってしまいます。
電子帳簿を使用することで、freeeで領収書、請求書、納品書などの保存しておくことができます。
検索も容易になり、保管場所も確保する必要がないのでメリットは多いです。
売上規模はそこまで多くはないけど、電子帳簿機能は使いたいという方でも、プレミアムプランはオススメできると思います。
事業を行っていると、領収書や請求書などの保管が面倒になってくるので、それらから開放されたい人には、売上規模が大きくなくてもプレミアムプランは最適だと思います。
ただ、税務署に電子保存の申請書を提出しないといけないので注意が必要です。
法人プラン
- ライトプラン 月1,980円(年払い19,800円)
新規法人や零細企業の場合はライトプランで十分です。
プラン内容としては、個人事業主のスタンダードプランに近いです。
必要十分な機能で、私もライトプランでfreeeを使用しています。
主な機能
- 基本的な帳簿機能(自動仕分け含む)
- 基本的な決算機能(消費税申告含む)
- 基本的な請求機能
規模が大きくなってきて、物足りなくなってからビジネスプランに変更でも十分だと思います。
ビジネスプラン 月3,980円(年払い39,800円)
規模が大きくなってくると、ライトプランでは物足りない機能が出てくると多います。
スタンダードプランにプラスして以下の機能が追加されます。
主な追加機能
- カスタム権限管理
- 経費精算機能
- 電子帳簿保存法対応
細かな追加機能は他にもありますが、主な追加機能を見てもらうと分かるように、中小企業の中企業クラスになってくると必要になってくるのではないでしょうか。
ただ、新規法人でも魅力的な電子帳簿保存法に対応しているのは、ビジネスプランからのみなので、領収書や納品書などを紙ではなく電子帳簿で保管したい方は、ビジネスプランを利用する価値はあると思います。
正直、私も電子帳簿機能があるので、ライトプランかビジネスプランか迷いましたが、結局ライトプランに収まりました。
もしかしたら、電子帳簿機能を使いたいがために、ビジネスプランにするかもしれません。
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給与freeeについて
個人事業主で自分一人だけしか働いていない場合、給与という概念がないので必要がありませんが、従業員、専従者、自分の給与など、誰かに給与を支払う必要があるなら、会計freeeと同じく必須のサービスです。
これから個人事業主や法人などで独立される方の大半は、給与事務の知識など全く知らないということは多いと思います。
本業に必要のない知識を1から勉強している時間は正直モッタイナイので、給与freeeを導入することで大半の面倒なことは自動でやってくれます。
主なサービス
- 勤怠管理
日々の出退勤の情報を入力すれば、自動で給与計算まで行ってくれます。
休日出勤や時間外労働などの割増賃金の金額まで自動で算出しれくれるので、面倒なことは一切考えなくてよくなります。
ただ、手入力をしないといけないので、少し面倒だと感じています。
suicaなどを使用した勤怠管理ができるともっと楽になるので、そういった機能の導入に期待しましょう。
勤怠管理を入力しておくことで、備え付けが義務付けられている出勤簿も自動で反映されていて、必要な時に印刷が出来るので便利です。
- 給与事務の自動化
給与だけではなく社会保険料や税金なども自動で計算してくれて、従業員は自分のIDで給与明細を確認することができます。
賃金台帳も自動で作成してくれているので、必要な時はすぐに提出できるようになっています。
- 年末調整業務
年末調整に必要な書類も簡単に作成ができます。
年に1回の作業で意外と時間が取られてしまうのが年末調整だと思います。
給与freeeを使えば簡単に年末調整を終わらせることが可能です。
他にも社会保険加入書類や一括振込のファイルも作成してくれるので、給与事務にかかる時間を圧倒的に短縮してくれます。
給与freeeの料金
月1,980円(年払い19,800円)で3人まで利用ができます。
4人目からは1人月額300円が掛かります。
料金は高いと感じるかもしれませんが、効率化を考えると確実に安いと思える料金だと思います。
経理を1人雇うよりも、自分で給与freeeを使用する方がコスパがいいと感じています。
freeeを導入したメリット
今まで書いてきたことで、freeeを導入するメリットが伝わったと思います。
私は個人事業主から法人化するまで、ずっとfreeeを使用していますが、経理が苦痛だと感じたことは一度もありませんでした。
経理や給与事務の知識が0の私が使用しても、なんら戸惑いなく使用できるfreeeは最高のサービスです。
これから個人事業主としてフリーランスになる方、新規法人を立ち上げる方はfreeeは必須サービスだと思います。
freeeを導入したデメリット
3年間freeeを使用してき、唯一不便と感じたことは、同期できるクレジットカードが意外と少ないことです。
少しマニアックなカードだと対応していない可能性が高いので、自動仕分けをするために必要なクレジットカードを新たに作る必要があります。
freeeに対応しているオススメのビジネスカードは、個人事業主でも新規法人でも審査が通りやすく、限度額も高いオリコのクレジットカードがオススメです。
個人事業主からお世話になっていて、当初は100万くらいだった限度額も今では200万までになりました。
ポイント還元率も高く、年会費も安いのでかなり優秀なカードです。
freeeを使えば税理士は必要ないか?
税理士が必要かそうでないかは売上の規模によります。
freeeを導入すると税理士が必要ないか疑問に思っている方は多いと思います。
正直、個人事業主で年間の利益が1000万未満なら、1人でfreeeを使って確定申告書なども作成できるので、税理士は必要ないと思います。
分からないことがあれば、税務署に直接聞けば親切に教えてくれます。
ただ、個人事業主で利益が1000万以上になったり、法人の場合には税理士を雇っておいても損はしないと思います。
最新の税務関連の法律のことや、適切な節税方法などは専門家である税理士に任せたほうが、本業に集中できると思います。
法律のことから節税のこと全てを個人でやるには限界があるので、規模が大きくなったら税理士に頼るようにしましょう。
その場合でも、決算だけお願いすることで顧問料を節約できるのでオススメです。
本当に作業は楽になるか?
freeeを導入する前は、経理が多少楽になるとは思っていましたが、劇的に楽になるかは半信半疑でした。
しかし、実際にfreeeを導入して、経理や給与事務などの作業が苦痛と感じたことがないのは、freeeのおかげと言えると思います。
正直、確定申告や決算書は通知表を国へ提出するようなもので、その費やした時間はお金を生み出さないムダな時間だと私は思っています。
お金を生み出さない作業はなるべく、お金を払ってでも効率化をして、本業で稼ぐことのほうがとても大事です、
まだfreeeを導入を迷われている方は、無料でおためしができるので、まずは無料でお試しを始めてみましょう。
実際に触ってみることで操作性や細かな機能を確認が出来ると思います。
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