会社設立freeeを使って素人が会社を作りました!法人化するまでの流れを解説します

個人事業主から法人化をする際、freeeのサービスの一つである会社設立freeeを使って会社設立を全て行ってみました。

今まで会社設立など一切したことがない素人が、実際に会社設立freeeを使用して、会社が作るまでの流れを解説したいと思います。

素人でも無料で簡単に会社設立書類を作れる

会社設立freeeのスゴイところは、入力フォームに会社名や住所などの情報を入力するだけで、素人でも簡単に会社設立書類を作ることが可能な点です。

しかも、会社設立freeeは完全無料で使うことができます!

入力にあたっての注意点なども、右側に記載をしてくれているので、迷いなく入力を進めることができました。

実際の会社設立freeeで入力する画面はこんな感じです。

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会社名、住所などの基本的なことから、事業内容や資本金など12項目ほどを入力すれば定款などの必要書類の作成が可能です。

ヘルプページやサポートが充実しているから初心者でも安心

freee全体の特徴でもありますが、ヘルプページが充実していて分かりやすいので、分からない点はヘルプページで分かることが多いです。

他にもメールでサポートがついていて、3営業日以内に返信がきます。

ヘルプページでも分からない点は、メールで直接聞くことができるので、会社設立までしっかりサポートをしてくれます。

公式サイト

会社設立freee

会社設立まで5分ではできない

5分でできる会社設立というキャッチコピーがありますが、実際は入力することが決まっていれば、会社設立に必要な書類を5分で作成ができるだけです。

一株の価額や発行可能株式総数など一見初心者だと分かりにくいようなことも、?の部分でヒントようなものも記載してくれているので、迷う箇所はあまりないかと思います。

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会社にすると公告といって、情報を公開する必要があるようで、私は年1,000円で済むfreee電子公告を選択しました。

調べてみると他のサービスだと数万するようなものもあったので、freeeの公告は安い価格設定になっていると思います。

会社印鑑もfreeeで作れる!

会社設立に必ず必要になってくる会社印も、freeeの特別価格で買うことができます。

私は最初他で作ったほうが安いと思って色々調べていたのですが、freeeの販売価格が安いことが分かりました。

販売している会社もしっかりとした印鑑作成会社だったので、手っ取り早く安く作れるfreeeで作成することをオススメします。

種類は柘(ツゲ)と黒水牛の2種類から選ぶことが可能です。

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ちなみに、私はどうせ1回しか買わないから、黒水牛の印鑑を選択しましたが、高級感があって気に入っています。

印鑑の押しやすさや印影もキレイなので満足しています。

ただ、印鑑が届くまでは次の作業に進めないので、届くまで待つ必要があります。

印鑑が届いたらやる作業

全てのフォームの入力が完了すると、電子定款か紙定款かを選ぶ必要があります。

電子定款は有料で行政書士にお願いをしないとできないようなので、1人で最低限の費用で設立をする場合、紙定款を選択する必要があります。

紙定款の場合の手数料

  • 収入印紙40,000円
  • 手数料52,000円ほど

それでも、行政書士にお願いするよりは安く作ることが可能ですし、自分で公証役場に行って認証を受けると、会社を設立しているという実感が湧いてきます。

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紙定款を選択して画面を進めると、最寄りの公証役場をグーグルマップで表示してくれ、持ち物リストも記載がしてあるので、必要なものを持って認証を受けます。

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公証役場では1時間ほど確認作業が行われ、無事認証をしてもらい、次に資本金を銀行口座に移します。

定款を受ける前に資本金を移すとダメみたいなので、必ず定款の認証を受けてから資本金を移すようにしましょう。

入金後に明細をコピーして、法務局に登記書類一式を提出をします。

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登記書類も全て自動で作成されるので、書類をダウンロードをして会社印や印紙を貼り付ければ、登記書類が完成します。

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登記書類一式を法務局に提出をすれば、会社設立が完了します。

近くに法務局がない場合は郵送をして、届いた日が設立日になるので即日会社設立とはなりません。

法務局も地図が表示されていますが、freeeで表示されている法務局は最寄りの法務局でないこともあるので注意が必要です。

私の場合も最寄りの法務局ではなく、遠くの法務局が表示されていたので、実際に自分で最寄りの法務局を調べたほうがいいです。

法務局の場所が特徴的だったので、塗りつぶしをさせてもらいました。

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郵送の場合、いつ登記されたかわからないので、 法務局で電話をして確認をすれば教えてくれると思います。

登記が完了したら、次に登記事項証明(履歴事項全部証明書)、印鑑カード交付書、印鑑証明書の3点の手続きを行います。

これらの書類も、会社名などが記載された書類をダウンロードすることができます

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ここまでで会社設立が完了しますが、その他にも年金事務局に行って、健康保険や厚生年金などの社会保険加入の手続きや、税務署に設立届などを提出する必要があります。

この必要書類もfreee上で出力が可能なので、出力をして会社印を押してから提出します。

年金事務所に持ち込むのは、健康保険・厚生年金保険新規適用届、登記事項証明(履歴事項全部証明書)の原本を持っていきます。

登記事項証明書は登記簿謄本などとも呼ばれることがありますが、基本的に登記簿謄本が必要と言われた場合、履歴事項全部証明書が必要です。

現在事項証明書や代表者事項証明書などは会社を設立してから1回も使用をしたことがないので、基本的に履歴事項全部証明書を入手すれば問題ないと思います。

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次に税務署には5つの書類を持っていきます。

これも全てfreeeでダウンロードが可能です。

  • 法人設立届
  • 株主名簿
  • 青色申告の承認申請書
  • 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
  • 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
  • 定款のコピー
  • 登記事項証明書(登記簿謄本)のコピー
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税務署は書類を受付しただけで、特にチェックなども無かったので1分ほどで手続きが終わりました。

次に起業した地域の市町村役場に3種類の書類を持っていきます。

  • 法人設立届
  • 定款のコピー
  • 登記事項証明書(履歴事項全部証明書)のコピー
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銀行口座はfreeeで作ろう!

最後に、法人で必ず必要になってくる銀行口座を作成します。

ジャパンネット銀行はfreeeから申込をすると振込手数料が激安なので確実にオススメな銀行になります。

特に仕入先などへの振込が多い企業の場合、10円違うだけで年間を通すと1,000円以上のコストが自然と削減されます。

長く付き合うことになる銀行口座の手数料は低いに越したことはないです。

ジャパンネットのfreee会員の振込手数料

他行あて3万以上の振込

通常270円が250円に!

他行あて3万未満の振込

通常172円が160円に!

ジャパンネット銀行の振込

通常54円50円に!

メガバンクや信用金庫などの振込手数料は700円を超えるところもあり、1回で500円以上振込手数料を節約できる場合もあるので、この金額の凄さが分かってもらえると思います。

また、ネットバンクと言え、入出金可能な場所は地方でも多くあります。

ジャパンネット銀行で入出金が出来る場所

  • 三井住友銀行
  • セブン銀行
  • ローソン
  • E-net
  • ゆうちょ銀行

地方でもセブンイレブンやローソンなどのコンビニや郵便局はあると思うので、ネットバンクだから入出金が困ることは少ないと思います。

もちろん、ネットバンクなのでWEB上での振込もできるので、わざわざATMに行く必要はないです。

他にも、セキュリティもしっかりしているので、不正利用がされにくい仕組みも採用しています。

また、Visaデビットカードも付帯してくるので、クレジットカードが作れない期間も、デビットカード払いができるのも大きなメリットではないでしょうか。

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ジャパンネット銀行の審査

会社設立freeeと提携をして新規法人向けのサービスを行っているので、よほどのことが無い限りは審査が通ると思います。

私の場合も、問題なく審査が通ったので、このあたりは心配する必要はないかと思います。

ネットバンクのデメリット

ただ、注意をしたいのは、ネットバンクだと社会保険の引き落としができません。

ネットバンク以外に、地方銀行や信用金庫などの口座を社会保険専用の口座として作ったほうが良いです。

三菱東京UFJや三井住友銀行などのメガバンクは新規法人の審査が厳しいようなので、地域密着系の金融機関の口座が作りやすいのでオススメです。

みずほ銀行はfreeeと提携をしているので、新規法人でも審査が他の大手の銀行に比べると緩いのではないかと思います。

自分に合う税理士を探す

法人の場合は税理士を探しておいたほうが良いと思います。

法人にするくらいなので、利益もある程度でて軌道にのっていると思うので、本業に集中をして税務関係は税理士にお任せするのがストレスもかからなくなると思います。

freeeを使用するなら、freee連携の税理士にお願いをしたほうが話が早いのでオススメです。

法人用クレジットカードについて

会社設立freeeの最後に法人用クレジットカードでライフカードの作成をオススメされますが、ライフカードは法人カードとしては魅力が少ないです。

 以前に、起業直後でも審査が通りやすく、高ポイント還元魅力的な法人カードについて書いた記事があるので、良かったら参考にしてみてください。

会社設立freeeで会社を設立してみて

初めて会社を設立する初心者の私でも、ここまで簡単に会社を設立することが出来るんだと驚きました。

時間に余裕がある人だと、印鑑が届くまでの時間を除いて2,3日で会社を設立することが出来ると思います。

これほどまでに、簡単に会社が設立できる時代になったんだと、ただただ関心をしています。

これから新規で法人を立ち上げる方や、現在個人事業主だけど法人成りを考えている方には、会社設立freeeを使用すれば心強いと思います。

取り詳しく知りたい方は、とりあえず登録無料で入力フォームがどんな感じなのかを確認してみると良いと思います。

シンプルな作りになっているので驚くと思います。

公式サイト

会社設立freee

起業に関する関連記事

会社設立freeeで会社設立をしなたら、クラウド会計ソフトは確実にfreeeがオススメです。

起業当初の個人事業主から法人に至るまで、3年間みっちりfreeeを使い続けてきた私が、メリット・デメリットを解説しているので、良かったら参考にしてみてください。

 この記事を読まれている方は、まだ法人化をされていないと思うので、個人事業主や法人のメリット・デメリットを書いているので、良かったら読んでみてくださいね。

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