昨年の私の年収が1400万、妻の年収が300万ほどになり、世帯年収で1700万を超えるほどになりました。
起業前は年収200万ほどのブラック企業で働いていて、このままじゃ未来はないなと思い、東京から逃げて地方に戦いの場を変えたのが人生の転機でした。
私たち夫婦は、とある地方で2年ほど前に店舗ビジネスと通販を並行してはじめ、去年、通販が猛烈な勢いで成長したので収入も激増しました。
結婚、起業、出産までを2年間の間に全て行い、人生の大事な部分を凝縮した日々でした。
お金をたくさん持っている人が、「お金なんてたくさん持っても幸せになれないよ」、とよく聞きますが、実際自分がある程度お金を手に入れて分かったことがありました。
お金は使わなければ増えないは本当にそうだった
お金を増やすには、お金を使わないといけないということでした。
私たち夫婦の場合、店舗や通販のビジネスを始める元手の100万を使い、内装や備品、商品の仕入れなどを行い、お金から物に変えて、そこからお金を稼ぐということをしました。
これは広義的には、夫婦の資本を使った未来の収入への投資です。
お金を増やすということは、お金を使わないとお金を増やすことは難しい時代になっています。
逆に、積極的に投資ができる人は、お金を増やすチャンスはあると思います。
ただ、闇雲に投資をすればいいというものでもなく、適切な時期に、適切な場所で、適切な額を投資するというバランス感覚が非常に大事です。
それが、人によっては、起業であったり、株式投資や不動産投資であるかもしれません。
自分がこれだったら将来的に収益をあげられると思うものに、勉強をして投資をすることで、未来へのリターンが待っています。
お金を持っている人のお金のリテラシーは高い
お金を持っている人とも会う機会が多くなり、そこで納得したのは、お金を持っている人たちはお金のリテラシーが高いということです。
簡単に言うと、お金が好きだから、お金に逃げられないように努力をしています。
逆に低収入な人ほどお金に興味がなく、お金に逃げられるようなことばかりしていて、悪循環にハマっています。
年収別のクレジットカードの使用状況など詳しく載っているPDFが下記になりますが、見てみると興味深いデータが見て取れます。
クレジット取引における利用者のアンケート調査結果
例えば、年収の高い人ほどクレジットの使用率が高く、逆に年収が低い人は手数料が高い分割払いやリボ払いで支払いを選択する割合も多く、クレジットカードを使って損をしています。
クレジットカードはポイント還元(0.5〜2%)されるので現金で支払っている人よりもオトクに買い物ができています。
例えば
1%還元のクレジットカーで100万の買い物をすると・・・
クレジット会社から1万円分還元される
100万円の商品を99万円で買うことが出来ているということほぼ同じことになります。
少し大げさに言えば、現金払いやリボ払いをしている人が、高所得者のポイント還元分支払っていると言うことです。
クレジットカードは分かりやすい一例にすぎず、他にも高所得者は情報を常に仕入れて、お金にムダに逃げられないようにしています。
お金持ちが高いブランドを買う理由
一見するとブランド品を買うことは、お金にムダに逃げられているかと思うかもしれません。
私も低年収の時には、お金持ちがわざわざ高いブランド品を買う理由は、見栄を張りたいからだけだと思っていましたが、実際は理由がいくつかあることが分かりました。
一つは、売却をしても買った値段と同等か少し落ちるくらいで、ブランド品は価値が極端に下がらないため、資産として持っておくことができます。
分かりやすい例として、フェラーリは最新のものから古いものまで値崩れが起こりにくく、逆にプレミア価格で値段が高くなるものもあり、上手に乗れば投資としての要素も含まれています。
他にも金持ちの定番のロレックスも、オメガやタグホイヤーなどの他のメーカーよりリセールバリューが高く、買った値段と同等で売れる場合もあり、実質タダでロレックスを付けているのを同じ意味になります。
当然、見栄が大前提にあってブランド品を購入をしていると思いますが、金持ちは損をしにくい買い物をしているということでした。
お金を持ってより合理的な考えになった
常にお金を使う意味を考えて、ムダだと思うものに一切お金を支払わなくなりましたが、必要だと思うものにはお金を惜しまなくなりました。
我が家が実践している、節約するものとお金を使うもを見るとその傾向が分かってもらえると思います。
節約するもの
携帯代
携帯はiPhone+格安SIM(DMMモバイル)に変更をしました。
家はケーブルテレビのネットが3,000円ほどで使っているので、ネット関連費は夫婦2人で5,000円ほどです。
格安SIMにする前は2人で16,000円ほどつかっていたので、年間132,000円の節約ができています。
電気代
電力自由化が始まり、ようやく私も電気料金を下げるべく電気会社を変更しました。
とりあえずは、現状の電気代より5%ほど下がる感じなので、年間4,800円ほどの節約ができます。
携帯電話よりは額が低いですが、されど4,800円です。
電力自由化について書いた記事はこちらを参考にしてみてください。
保険代
保険も20代なのですが、気休め程度に入っています。
東京にいた時に結婚式が格安で挙げられるので、都民共済に加入をしましたが、掛金も月に2,000円程度と安いので加入しています。
掛金が安い上に払戻金もあるため、実質2,000円以下で保険料が収まっています。
日本には高額療養費制度があるので、医療費は何百万と掛かったとしても国が助けてくれるので最低限の保険でも問題ないと思っています。
ビール
以前は毎晩ビールを1本飲んでいましたが、お酒による体力回復が遅くなったと感じて、ビールをやめて炭酸水に切り替えました。
年間で55,200円の節約になっていて、お酒をやめることは携帯電話に次ぐ節約術だと分かりました。
更にダイエット効果もあり、体重が勝手に5kgも落ちたので興味がある方は下記記事を参考にしてみてください。
支払いは全てクレジットカード
ポイントのメリットを最大限活用するために、クレジットカード払いができるものは全てクレジットで支払いをしています。
- 水道光熱費
- 携帯代
- ネットショッピング
- スーパー
年間100万は個人のクレジットで使っていて、現在メインで使用しているのはJCBが発行しているプロパーカードです。
プロパーカードはポイント還元率が高くはないのですが、JCBの最上級カードのザ・クラスを入手すべくクレジットヒストリーを積み重ねている最中です。
なぜザ・クラスが欲しいかというと、ディズニー内にある会員制レストラン「クラブ33」に行くことが出来るからです。
妻が無類のディズニー好きのため、コスパ重視ではなく趣味重視のカード選びにはなっていますが、それでも現金払いよりオトクに買い物ができます。
お金を惜しまないもの
収入が上がるにつれ、自然とお金で時間を買うようになっていきました。
コストにはお金と時間の2つの要素があり、自分の価値を時給換算すると、お金を払う方が自分の時間を使うことよりコスト的に安いことが分かりました。
収入が上がり、お金と時間のコストのバランスを取るようになったのが大きな変化でした。
そんなお金で時間を買っている一例です。
オイシックス
夫婦共働きのため、家事に掛ける時間を極力減らすことで自由に使える時間を増やすことができます。
オイシックスには、キットオイシックスと呼ばれる20分で2品作ることが出来るキットが販売されており、そのキットを中心にオイシックスを活用しています。
決して安い値段ではないですが、料理も美味しく使える時間が増え、生活の質を向上ができているので時間をお金で買うということを考えると高くはありません。
家事の時間短縮するための道具やサービス
先程のオイシックスと一緒の部分がありますが、家事に掛ける時間を減らすことにはお金を惜しみません。
30分でも1日の使える時間が増えるだけで、趣味の時間や勉強の時間に当てることができます。
1週間で3.5時間、1ヶ月で15時間、1年間で182時間も使える時間が増える計算になります。
1日30分家事を少なくするインパクトは絶大なのです。
下記記事は1日90分も家事の時間を削減したモノを紹介しているので、家事を削減する参考になれば嬉しいです。
高くても美味しいものを食べたい
クレジットカードの読みものさんがツイートしていましたが、私も1食でも多く美味しいものを食べたいと思っています。
朝食を除くと、1年で食べれる食事の回数はだいたい700食(365日×2回)。
そう考えるとそのうちの1食すらも無駄にしたくないなぁ…なんて私は思うわけですが、一般的には食事の満足度よりも「節約すべき」という感情のほうが上回る傾向にありますね。それでいくら節約できるかは疑問です。
— クレジットカードの読みもの (@cardmics) 2017年6月28日
ただ、この考え方になったのは収入が増えてからで、以前はモスバーガーは金持ちの行くところと思っていて、モスバーガーとマクドナルドがあるなら安いマクドナルドを選択していました。
少し前にかっぱ寿司が食べ放題をはじめて10時間以上待ちとなっていましたが、かっぱ寿司を食べるのに待つくらいなら、並ばないで1人1万のお寿司を食べて、残りの時間を働いたほうが安上がりになります。
投資という概念は色々ある
LINEの役員の田端さんが、日本の食洗機の使用率について言及をしていました。
高所得者は常に投資ということを考えているという、分かりやすい例だと思います。
「食洗機」普及率、欧米9割だが日本は3割弱に留まるそう。1日15分間を皿洗いとして、食洗機で10分短縮になるとすると時給900円なら1日150円の価値。1−2年も使えば本体価格を回収可能なのに。日本人は「投資」って発想が弱い。 https://t.co/5dQjrfCRqU
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2017年6月11日
我が家でも1年ほど前にパナソニックの食洗機を導入しましたが、5万ちょっとの投資で皿洗いから開放され、他の時間に当てることができるようになり、生活の質が向上したと感じています。
食洗機の導入には最初は妻が反対をしていたのですが、反対を押し切って購入をして正解でした。
少し前の食洗機は、食器があまり入らなかったり、汚れがあまり落ちないということも多かったらしいですが、今は全くそんなこともなく、快適に使っています。
お金持ちは常に、自分が使う時間の価値と言うものを考えています。
時間の時間の価値を知ることで、何に投資をすべきかが分かってきます。
他にも、東京から大阪に移動する時の移動手段は・・・
- 低所得者は夜行バスで時間を掛けてお金を節約する
- 高所得者は飛行機でお金をかけて時間を節約する
これらは正解不正解はなく、自分の時間の価値を把握してお金に投資するのか、時間に投資をするのかの違いに過ぎません。
低所得者が飛行機で移動することが一番最悪で、身の丈にあった投資方法を常に考えるべきなのです。
低所得者がお金持ちになる方法
私も低所得者でしたが、起業という方法に投資をしたことにより、高所得者の部類になることができました。
ただ、言うは易く行うは難しということわざがあるように、実際に行動に移すことがどれだけ難しいかは身にしみて分かっています。
なるべくリスクを取りたくないというのは、皆が思っていることで、なるべくリスクを減らしたいと思います。
そこで、ホリエモンが推奨している、リスクが低い起業方法が参考になると思います。
- 利益率の高い商売
- 在庫を持たない
- 定期的に一定の収入がある
- 小資本で始められる
これらはネットビジネスを想像する人も多いと思いますが、私が行っている店舗ビジネスでも全て当てはまっており、ネットだけではない所にもチャンスは転がっているということです。
今の時代誰しもネットビジネスに行きがちなので、逆にネットとリアルの店舗をバランス良く融合させれば、新しいビジネスが生まれたり、場所を地方に移すだけでも勝算が見えてくるかもしれません。
最小限の資本で最大限の利益を得ることを意識することが大切です。
逃げ道はしっかり確保する
リスクを取らない人が多いからこそ、リスクを取ることで大化けする可能性があります。
そのリスクも、ある程度は自分でコントロールが出来るので、成功から失敗までの全イメージを持っておくことが大事です。
その際、決して退路を絶って起業しないと思わないで、逃げ道は必ず作っておくことをオススメします。
私の場合も、地方での起業がコケても、地方の中小企業で就職すればいいと逃げ道を作っていました。
最後の切り札があるということは、精神的な安定にもつながります。
焦って物事をは判断しても良いことはありません。
まずは節約から始めよう
最初からお金持ちになりたいから起業をするのに必要なのはある程度お金も必要になることは多いと思います。
コスト意識を常に身につけておくことは、今後起業で成功してからも非常に役に立ちます。
逆にラッキーで成功したとしても、このコスト管理ができてなければお金はすぐになくなってしまいます。
節約はどんなビジネスでも必ず役に立つスキルなので、侮ってはいけません。
まずは、先程書いたものの節約に取り組むことが、一番効果をあげやすいと思います。
ゆるく生きる地方起業という選択肢もあっていいと思う
地方では家賃などの固定や人件費が安く、競合が少ないのでブルーオーシャンが眠っている地域が沢山あります。
固定費は安いに越したことはないので、使うお金を極限に少なくしたマイクロ起業という方法もあります。
私が地方で起業した際に感じた、地方起業のコツをまとめた記事になっているので、興味がある方は参考にしてみてください。
お金を稼いで分かったのはお金より時間がほしい
お金がそんないらない理由としては、収入を増やすにはやることが増えすぎるから。
やることが増えると、自分のために使う時間がなくなりました。
零細企業の売上が上がっていく順番を書いてみます。
忙しくなって売上が増える
↓
人を雇う
↓
人を雇う事務手続きが増える
↓
従業員との関係も大事にしないといけない
↓
更に売上が増える
↓
更に忙しくなる
これの繰り返しで、自分がコントロール出来る範囲を超えそうになって、一人雇うだけでも大変なのに、これ以上人を増やして仕事を増やしたくないということも思っています。
会社は社長の器以上に大きくはならないという言葉は、今なら痛いほど分かります。
上場なんて目指しているわけでもないので、ボチボチお金があって時間があれば十分です。
今わたしが最強だと思っている働き方は、自営業で年収300万という働き方です。
その理由はコチラの記事に書いてみたので、この生き方に興味がある人は参考にしてみてください。
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