エアペイ決済を導入して8ヶ月が経ち、導入して起こった変化やメリット・デメリットというものが分かってきました。
個人事業主時代に2ヶ月、法人化をして6ヶ月という期間エアペイにはお世話になっています。
まだエアペイ決済を導入するかどうか迷われている店舗を運営されている皆さんの参考になれば幸いです。
当店の導入決済種類
エアペイには導入前には審査が必要で、審査が仮に通ったとしても全ての決済を導入できるわけではありません。
当店では、クレジットカード決済と交通系電子マネーの審査が通ったので、2種類の決済を実際に使用しています。
その中でも、クレジット決済はVISAとMASTERの2種類のみしか審査が通らず、JCB・AMEX・DINERS・DICOVERの4種類は審査に落ちてしまいました。
SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーは、審査が通れば一律全て導入することができるようです。
- クレジット決済はVISA・MASTERのみ使用
- 交通系電子マネーは全種類使用
決済の使用割合
当店が車社会の地方で店を構えている環境にあるので、交通系電子マネー決済を1度も使ったことがありません。
地方の特性などによって変化するかと思いますが、だいたい似たような感じになるのではないでしょうか。
当店の決済使用割合
現金決済 ・・・90%
クレジット決済 ・・・10%
交通系電子マネー・・・0%
電子マネー ・・・審査通らず
VISA・MASTERしか審査が通っていない影響も多少あると思いますが、圧倒的に現金決済が多いです。
ただ、1割ほどのお客さんはクレジット決済をされているので、地方でも十分需要があるということです。
仮に電子マネーが導入できたとしても、全体の1割にも満たない使用率になるかと思います。
ただ、東京や地方都市などでは、交通系電子マネーや通常の電子マネーなどの使用率は若干上がるかと思いますが、それほど多くはないと思います。
東京のコンビニでアルバイトをしていた時に、決済の種類の割合はだいたい下記のような感じでした。
東京のコンビニの決済の割合
現金決済 ・・・70%
クレジット決済 ・・・20%
電子マネー ・・・5%
交通系電子マネー・・・5%
電子マネーなどの使用率が高そうな東京のコンビニでも現金決済がほとんどで、クレジット決済は全体の20%ほどで、電子マネーに関してはたまにといった感じでした。
このことから、地方でも東京でも電子マネー決済はそこまで必要はないと感じています。
エアペイ決済の導入は、クレジットカードの種類を増やすことが最重要ということになります。
エアペイを導入してからのお客さんの反応
当店では1割ほどのお客さんがVISAとMASTERのみで決済をしていますが、便利といった声を多く聞きます。
お客さんの利便性は確実に向上して、クレジット決済を導入していない店舗との差別化に繋がり、結果としてお客様の満足度は高くなります。
- 平均単価は400円ほど平均単価は上昇しました。
金額以上に、顧客満足度は確実に上昇しているので、この見えない価値というのは、店舗決済導入の最大のメリットではないでしょうか。
審査に落ちた場合の種類の増やし方
2017年7月現在、エアペイ新規申込が殺到していて、追加決済の申込を停止しています。
落ち着いた段階で追加決済の申込が再開されるようですが、審査に落ちてもクレジットカードの使用歴やエアレジなどの使用歴なども審査に重要になってくると思われるので、少し時間を掛けて再審査をして貰う必要があります。
焦らないことが大事だと思うので、時間を掛けてゆっくりいきましょう。
個人事業主時代にエアペイ審査に合格をして、全ての決済が使えていたのですが、法人化することになり引継ぎが出来ないと言われ、再度新規でエアペイアカウントを作った際にJCBなどの決済に落ちてしまいました。
事業内容や代表者は変わっていないのに審査に落ちたということは、エアレジの使用歴や事業年数などを見られている可能性は非常に高いです。
当店では、6ヶ月しようしたらエアペイからブランド追加申し込みの案内がメールで届いたので、早速申し込みをしてみました。
8月以降に審査が始まるみたいなので、審査に通ることを祈っています。
エアペイを導入したことによるデメリット
業界最安の手数料だけど…高い!
エアペイの最大のデメリットは決済手数料が業界最安とは言え3%以上かかります。
当店では月に2万~6万ほどクレジット決済がされているので、月に648円~1,944円の手数料が掛かっています。
経営的にはダメージはあまりないにしても、もう少し慎重に値段設定をしておけば良かったと感じています。
当店をオープンした直後は、特にクレジット決済の導入なんて考えてもいなかったので、現金決済の値決めにしてしまいました。
クレジット決済を導入する際は、必ず決済手数料の3.24~3.74%が掛かる計算で値段設定をしましょう。
小規模の個人店のような場合だと、特にこの辺の値段は感覚で決めていることも少なくないと思います。
クレジット決済の種類が2種類しか使えない
エアペイの審査が通ってもVISA・MASTERの2種類しか使えなかったので、JCBやAMEXのお客さんに対応できないのは誤算でした。
特に日本国内での使用率がVISA・MASTER・JCBが高いので、最低3種類は最初から導入をしたかったです。
ただ、エアペイの使用歴などを積み重ねれば時間の問題で使えるようになるかと思います。
最初から全部の決済が導入できると期待しないほうがいいかもしれません。
想像よりはクレジット決済は少なかった
店舗が地方にある環境もあるかもしれませんが、少し単価が高いのでクレジット決済のお客さんはもう少しいるかと思いましたが、想像よりは少なかったです。
ただクレジット決済のお客さんが多くても、手数料がその分かかってしまうので、結果としてちょうど良かったとも思っています。
決済端末は常に充電している
決済端末はフル充電で使用していなくても2,3日で電池がなくなっており、いざ使おうと言う時に電池切れになっているということが何度かありました。
そのため、決済端末の充電は常にして電池切れにならないようにしています。
端末に負荷が掛かってしまいそうですが、電池切れでお客さんに迷惑を掛けるよりはマシなので、当店では常に充電をしています。
あまりオススメはしない使い方です。
エアペイを導入して良かったのか?
他店との差別化やお客さんの利便性を高める上でも、エアペイは導入をして良かったと思います。
お客さん目線だと、クレジットカードが使えないより使えたほうが良いに決まっています。
エアレジとの相性もバッチリで、freeeと連携させたりフル活用をしています。
特に困ったことは起きていないので、安定したサービスだと思います。
こちらの記事に、エアペイの審査に通るための対策や、ブランド追加の申し込みができる対策を書いたので参考にしてみてください。
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