プリンターのインクは本体よりもコストが高くビジネスモデルなのですが、その常識をエプソンがいい意味で破壊をしてくれました。
元々は海外で販売していた大容量インクモデルですが、日本でもついに販売することになり、大幅なインクコストを削減の革命を起こしました!
私もエプソン大容量プリンターのEP-M570Tを購入してインクコストを大幅に削減することができました。
実際使用している評価なども書いているので、購入の参考になれば幸いです。
- エプソンのエコタンク搭載モデルが最強
- 純正インクなのに激安
- 本体価格も手頃な価格
- 削減されるのはコストだけではない
- 純正インクが激安だから互換インクを使う必要がなくなる
- デメリットも少ないですがあります
- サイズが少し大きい
- インクの残量が確認しにくい
- カスレが200枚程度印刷したら発生する
- 自動電源ONには対応していない
- 自動両面印刷非対応
- 写真印刷には向いていない
- デメリットがあってもインクコスト削減は正義
エプソンのエコタンク搭載モデルが最強
通常、インクジェットプリンターはカートリッジ式で、インクが無くなったらカートリッジを交換して使います。
しかし、エプソンのエコタンクは、プリンターに備え付けられている各色のタンクにインクを補充する方式で、一度に大量のインクを入れることができ、インク満タンで1年分のインクを入れることができます。
純正インクなのに激安
今まで純正インクは高いというイメージがありましたが、エプソンの大容量インクプリンターなら、純正インクにも関わらず激安です。
通常のカートリッジプリンター
A4カラー文書・・・13.5円
A4モノクロ文書・・・4.1円
エコタンク搭載(大容量インクモデル)
A4カラー文書・・・0.6円
A4モノクロ文書・・・0.3円
カラーの印刷で1枚12.9円も違い、モノクロ文書でも1枚3.8円も金額が変わってきます。
まさに、圧倒的コスト削減です。
本体価格も手頃な価格
本体の値段は多少高いくらいなので、EP−570Tの販売価格は2017年5月24日時点で38,656円ほどです。
下位モデルのプリンターは1万前後で買えるので28,000円分のインクコスト削減がされなければ損なので、実際どのくらいの枚数をするのか計算をした方がいいでしょう。
エプソンの公式サイトでは損益分岐点が2,300ページとなっており、図を見て分かるように、トータルコストのほとんどが本体代でインク代はあまり掛かっていません。
出典:エコタンク搭載モデル EP-M570T 特長|製品情報|エプソン
普段あまり印刷しなければメリットは少ないですが、日頃から印刷する用事が多ければ導入のメリットが非常に高いです。
削減されるのはコストだけではない
インクカートリッジ式の場合、入っているインクの量が少ないため、100枚単位で印刷をすると、すぐにインクカートリッジを交換することになります。
1色の交換なら時間がそこまで掛かりませんが、カラーで使用していると何回も交換しなければならず、意外と交換時間が掛かります。
時間もコストと考えると、インク交換の時間も削減されるのはインクコストと同じくらい大きなメリットです。
純正インクが激安だから互換インクを使う必要がなくなる
通常のプリンターだと、純正インクは高いから互換インクを使っていましたが、調子が悪くなったりしたら保証の対象外になってしまいます。
また、互換インクは質が悪いことが多く、インクが出てこないなんてことも少なくありませんでした。
ノズルクリーニングはインクも一緒に消費されてしまうので、キレイに印刷が出来るまでにかなりのインクを消費したこともありました。
大容量のインクジェットプリンターだと、純正のインクが激安で買えるので不具合や故障などのリスクが少なくなります。
万が一調子が悪くなったとしても、純正インクなのでメーカーがしっかり保証をしてくれるのも心強いです。
デメリットも少ないですがあります
インクコストが削減できるのは大きなメリットですが、使う用途によっては物足りなく感じるかもしれません。
デメリットはよく確認をした方がいい項目だと思います。
サイズが少し大きい
私が前に使用していたキャノンのMG7560より、一回りくらい大きく今までプリンターを置いていた場所が小さい場合、その場所に収まらない可能性があります。
買う前にサイズを計測しておけるかどうかの確認をした方がいいです。
もしギリギリ置けるスペースがあったとしても、インク補充時にサイドのカバーを開くので、ゆとりがあるスペースであることがいいと思います。
インクの残量が確認しにくい
インク残量を確認する窓がサイドにあるため、サイドに障害物があるような環境の場合、インク残量のチェックが非常にしにくいです。
インク補充の頻度は少ないかもしれませんが、インクの残量が気になる際には少し面倒に感じます。
ちなみに、一つ上のランクのEW-770Tはインク残量の確認窓が正面に配置されています。
カスレが200枚程度印刷したら発生する
これは他のプリンターでも仕方がない部分はありますが、カスレの発生頻度が多いように感じます。
1回のクリーニングではキレイにならず、4,5回ほどクリーニングをしてようやく改善がされます。
このカスレに関しては大きなデメリットだと感じています。
ただ、クリーニングをしてもインクの消費をほとんど感じません。
自動電源ONには対応していない
以前使用していたキャノンのMG7560は、プリンターの電源がOFFの状態からでも、印刷指示をかければ自動で電源をONしてくれました。
地味にプリンターの元まで行って電源をONにする行為が面倒に感じてしまいます。
自動両面印刷非対応
EP-M570Tは自動両面印刷非対応なので、両面印刷を刷ることが多い場合は、自動両面印刷に対応している一つ上のランクのEW-770Tにした方がいいでしょう。
両面印刷はよく使う機能の一つだと思うので、このあたりはケチらないほうが良いと思います。
写真印刷には向いていない
コストが安い染料インクを使用しているので、写真印刷には全く向いていません。
文書も写真も両方印刷したい場合、EW-770Tの方が若干写真印刷はキレイだとは思います。
ただ、インクコストがカラーで約1.3円、モノクロで0.5円とEP-M570Tの倍のコストになってしまうので注意が必要です。
写真を使用しないと割り切ったほうがコスト的には大きく下がるのは間違いありません。
デメリットがあってもインクコスト削減は正義
実際の使用してみてデメリットを感じる部分はありましたが、それ以上にインクコスト削減は絶大な効果が実感できます。
特に印刷枚数が多い家庭や企業だと、インクコストは死活問題になってくると思います。
そんな環境の方には救世主なプリンターになるのではないでしょうか?
文書をメインに印刷をしたい場合は印刷コストが安いEP-M570Tがオススメで、写真も印刷したい場合はEW-770Tがオススメです。
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